【徹底比較】トーンモバイルとワイモバイルは家族で使うならどっち?

ファミリー向けのスマホとしては、トーンモバイルとワイモバイルが有名どころです。
しかし、この2つはターゲットが明らかに違います。


  • お子様がより安全にスマホを使うのであれば、トーンモバイル
  • 家族みんなで安くスマホを使うのであれば、ワイモバイル
といった具合に違いがあります。

では実際にどのような違いがあるのかが明確になるように比較をして、どういった方にどちらがオススメであるかを解説していきたいと思います。

トーンモバイルの3つの特徴

トーンモバイルの特徴を挙げると、下記のようになります。
  1. 子供やお年寄りが安全にスマホ利用できる仕組みが満載

  2. 遠隔サポートなどのサポートも無料で利用できる

  3. スマホが安く使える

トーンモバイルの一番の目玉は、「子供やお年寄りが安全にスマホ利用できる仕組みが満載」ということです。
位置把握や利用時間の制限、歩きスマホ警告などの安全機能が利用できます。
トーンモバイルではTONE端末とSIMカードがセット販売されているので、通常のスマホでは搭載されていない機能もトーンモバイルにはあります。
電話でのサポートや、スマホを直接操作してもらう遠隔サポートもあるので、お年寄りも安心して利用できます。

動画以外インターネット使い放題(1GBまで視聴可能)

トーンモバイルは動画以外のインターネットは使い放題です。(毎月1GBまでは視聴可能)
「みんなのネット回線速度」によると、通信速度はおよそ平均20Mbps出ていますので、Webページ閲覧やメッセージの送受信もスムーズに行えます。
トーンモバイルは通信量を大量に使わない方向けのプランですので、動画を視聴したい場合は自宅のWi-Fiを利用するか「動画チケット」の購入が必要となるでしょう。
「動画チケット」は、一般的な格安SIM会社でデータ容量が足りなくなったときに、追加購入するものと同じイメージです。

機種 動画チケット料金(税込)|1GB
Android 330円
TONE for iPhone 330円
動画チケット1枚(1GB)でYouTubeの画質360pで約3時間視聴できます。
1ヶ月で10枚まで利用可能で、チケットの使用期限は購入日を含めて31日間です。
動画チケットの期限が切れると残容量は無効になるので気を付けてください。
動画チケットを購入する際は、機種によってチケットの金額が変わりますので、注意が必要です。

通話料・SMS料金

トーンモバイルの通話料は、購入場所によって料金が変わります。
通話をするには、090を使用した音声通話とトーンモバイルのアプリを使用する音声通話があります。
090音声通話では30秒11円(税込)かかるのに対し、「TONE IP電話アプリ」を利用すれば、トーンモバイル同士の通話が無料になります。
家族でトーンモバイルを利用すれば、通話料金をかなり抑えられるかもしれません。
国際電話の利用は可能ですが、国によって通話料金が変わります。
トーンモバイルは、SMSの利用ができ受信は無料です。
しかし、SMSの送信はについては文字数によって送信料金が高くなります。

トーンモバイルのオプション料金

トーンモバイルは、「動画チケット」以外にも人気のオプションサービスがあります。
自分に必要なオプションを組み合わせて、快適に過ごせるような自分専用のプランを作ってください。

オプション 特徴 iPhone端末での料金 アンドロイド端末での料金
090通話オプション 090・080・070番号で5分以内の国内通話回数無制限かけ放題 770円 770円
TONE IP電話かけ放題
オプション
050で発信する10分以内の国内通話回数無制限でかけ放題 550円 550円
トーンファミリーオプション スマホの利用状況や家族が今どこにいるか位置情報を確認できる 308円 308円
動画チケットオプション 快適な動画視聴ができる 330円/1GB 330円/1GB
あんしんインターネットオプション(3ヶ月無料中) サイトの閲覧履歴の確認や高度フィルタリング 110円 110円
安心パック(現在最大3ヶ月無料中 ・端末購入時のみの契約
オペレーターが遠隔操作で問題解決してくれる
故障・破損時の保証
加入不可 550円
つながる端末保証
byトーンモバイル
自宅のiPhoneなど、ドコモショップで購入していないiPhoneでも、
故障や破損時に無償で修理ができる
550円
トーンモバイル
Wi-Fi
byエコネクト
外出先で公共無線LANの利用ができる 398円 398円
TONEメール
オプション
新しいメールアドレスを利用できる 88円(初月無料) 88円(初月無料)
上記表をご覧ください。

通話オプションには「090通話オプション」があり、090・080・070で発信する5分以内の国内通話は回数無制限でかけ放題になっています。
「TONE IP電話かけ放題オプション」は050で発信する10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題です。
しかし、「090通話オプション」で5分以上、「TONE IP電話かけ放題オプション」で10分以上の通話をすると、前述した通話料金がかかります。
安く使うだけでなく、安全機能があるということが、トーンモバイルの魅力です。
トーンファミリーオプションは、子供のために契約するのであれば絶対に入っておくべきオプションと言え、利用状況や現在の位置情報などを細かく管理することができます。「子供が初めて持つスマホだからより安全なものを」
「お年寄りに持ってもらうスマホだから安全で使いやすいものを」
そういった目的を果たすための機能をたくさん持っています。

トーンモバイルの料金プラン

トーンモバイルの基本プランの月額料金は1,100円(税込)です。
これに加えて、追加したオプションの料金を足した分が、支払う月額料金になります。
オプションは下記のようなものがあります。
オプション名 月額料金(税込) オプション内容
090電話かけ放題オプション 1,045円 090,080,070番号での通話を利用した5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になる。※5分を超えた時点から19.8円(税込)/30秒の通常料金が発生
090おとく電話オプション 0円 090,080,070番号での通話を利用した国内通話が通常料金より安くなる。18.7円(税込)/30秒
留守番電話サービス 385円 090,080,070番号で留守番電話サービスを利用できる。
キャッチホンサービス 275円 090,080,070番号での通話中に別の電話着信があった場合、現在の通話を保留にしたまま、別の着信に応答できる。
国際ローミングサービス 0円 海外滞在中に滞在国内もしくは?本と090,080,070番号での通話ができる。※別途通話料がかかります。
TONE電話かけ放題 オプション 550円 TONE電話アプリから発信する050 IP電話の10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になる。
TONE留守番電話オプション 198円 または 110円 050番号で留守番電話サービスを利用できる。TONE電話かけ放題オプションとセットで申し込むと、月額110円で利用できる。
安心オプション 550円 万が一の商品破損・盗難時に該当端末の交換をおこなうオプションサービス。※端末の交換は1年に最大2回まで利用でき、1回につき5,500円(税込)の負担金が必要。
TONEファミリーオプション 220円※保護者がトーンモバイルを利用している場合は0円 子供やお年寄りなどの家族(被保護者)の、「スマホの利用状況や利用制限を管理できる」オプションサービス。
あんしんインターネットオプション 0円 小学生・中学生・高校生、それぞれの年齢に適切なサイトだけを閲覧できるよう、 あらかじめフィルタリングが設定されたトーンモバイル専用のウェブブラウザアプリ。不適切なサイトや有害情報からお子様を守り、出会い系・架空請求などのトラブルを未然に防ぐことができる。
ウイルスチェックオプション 330円 険なウイルスが入っていないかを検知し、アンインストールを促すことができる、ウイルスチェックアプリが利用できる。
Wi-Fiオプション 398円 全国150,000箇所以上でWi-Fi接続を利用できるオプションサービス。
TONEメールオプション 88円 tone.ne.jpドメインのメールアドレスが利用可能になる。
高速チケットオプション 330円/1GB スマホを高速通信に切り替えるオプションサービス。月に10回(10GB)までチャージすることが可能
仮に090の電話番号で5分かけ放題にすると、「1,100円+1,045円」=2,145円となります。
トーンモバイルの基本料金は、AndroidもiPhoneも同じ1,100円のひとつだけでとてもわかりやすくお安く利用することができます。

また、トーンモバイルは子どもの安全に力を入れており、「TONEファミリーオプション」に加入すればAIが自動で見守りをしてくれます。
ここまでお安く子どもの安全機能が充実しているものは、他の通信会社ではなかなかありません 子供には見守り機能が充実したスマホを持たせたい!でも月々の費用はなるべく抑えたいという方はトーンモバイルがベストと言えます。


ワイモバイルの5つの特徴

ワイモバイルの特徴を挙げると、下記のようになります。

スマホが安く使える
  1. かけ放題はオプションで選べる
  2. データ通信速度も速い
  3. 全国展開の店舗でサポートしてもらえる
  4. 家族割引サービスがある
ワイモバイルには2台目以降は最大1,188円引きとなる「家族割引サービス」があるので、家族みんなでスマホを利用すると、すごく安くなります。
かけ放題はオプションで選ぶことができ、データ通信速度も速いので、普通のスマホを安く使いたいという人向けです。
アフターサポートも全国展開の店舗で行ってもらえるので、3大キャリアを使っていた人には使いやすいと思います。
ワイモバイルは評判も良いので、格安SIMのどれを選んでいいか迷っている方にもオススメです。
普通のスマホを家族みんなで安く使いたいのであれば、ワイモバイルはオススメです。

ワイモバイルの料金プラン

ワイモバイルは基本通話+高速データ通信容量が付いてくる「シンプルS/M/L」というプランが用意されています。
シンプルS/M/Lの内容
プラン データ通信容量(※) 月額料金(税込)
シンプルS 4GB(3GB+1GB) 2,178円
シンプルM 18GB(15GB+3GB) 3,278円
シンプルL 28GB(25GB+3GB) 4,158円
(※)データ増量無料キャンペーン2で、最初の13ヶ月間は高速データ通信容量が無料で追加できる。
シンプルSは3GB⇒4GB、シンプルMは15GB⇒18GB、シンプルLは25GB⇒28GB。

高速データ通信容量を使い切った場合、シンプルSは最大300kbps、シンプルM/Lは最大1Mbpsの通信速度で使えるので、データ通信をたくさん使う人には嬉しいプランとなっています。
通話料金は30秒ごと22円(税込)です。
かけ放題もオプションで用意されており、10分かけ放題と24時間かけ放題を追加することができます。

かけ放題オプションの内容
オプション名 オプション内容 月額料金(税込)
だれとでも定額 国内通話10分かけ放題 770円
スーパーだれとでも定額(S) 国内通話24時間かけ放題 1,870円
トーンモバイルと比べると、料金は少し高いですが充実したプランになっています。

トーンモバイルとワイモバイルのポイント比較

トーンモバイルとワイモバイルのポイントを比較してみます。
項目名1 トーンモバイル 充実度
子供やお年寄りが利用するための安全機能
月額料金の安さ
かけ放題の充実度
データ通信速度
店舗でのサポート
スマホのラインナップ ×
比較してみると分かりますが、やはりトーンモバイルは安全・安心重視の人向けとなります。
かけ放題の充実度やデータ通信速度の速さ、店舗サポートやスマホのラインナップ数を考えると、ワイモバイルの方がメリットは大きいです。

スマホの利用目的によってどちらがオススメかは変わる
最初にお伝えしたとおり、トーンモバイルとワイモバイルはターゲットが明らかに違います。
スマホをどのように利用するか、目的によってオススメが変わってきます。

子供やお年寄りが安全にスマホを使うためならトーンモバイル

安全面などを考えた場合に関しては、トーンモバイルがオススメです。

アプリなどをそんなに使わない(もしくは使用制限をかけたい)のであったり、連絡用にスマホを持つというのであれば、トーンモバイルは安心して利用できます。
月額料金も安く済むのでオススメです。

通話やデータ通信に不満なく安くするならワイモバイル

ワイモバイルは「あまりスマホ使わないけど、無駄に高いなぁ」と思っている人には向いています。
今までドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアどれかを使ってきたけど、高いから安くしたいという人にはピッタリです。
3大キャリアがそのまま安くなったのが、ワイモバイルとなります。
家族みんなで乗り換えると、家族割引サービスでさらに安くなります!

まとめ

トーンモバイルはスマホの使用制限や見守り機能など、安全に使うための機能が満載です。
小さい子供やお年寄りに持たせるスマホとしてオススメです。

トーンモバイルは高い?他社キッズ携帯と料金比較

トーンモバイルは基本利用料金は1,100円(税込)で動画以外のインターネットが使いたい放題です。(1GBまでは視聴可能)

キャリア 基本料金
(税込)
端末代 通話料 LINE 子供だけでの契約
トーンモバイル 1,100円 9,980円
(分割払い可能)
国内通話:11円~
18.7円(税込)
/30秒TONE IPアプリ使用でトーンモバイル同士無料
国内携帯電話:
23.1円/1分
国内一般電話:
14.3円/3分
使用可 契約可
docomo 1,980円 12,100円〜 2年契約で550円
家族間無料家族以外の通話:
22円/30秒
使用不可 契約不可
au 小学生以下で737円 15,840円
(分割440円×
36回)
国内通話料:
終日22円/30秒
家族通話無料
使用不可 契約不可
Softbank 2,178円 21,00円~
57,600円
(分割払い可能)
5分以内の
国内通話
使用不可 契約可
各製品の比較
上記表をご覧ください。
3大キャリアのキッズ向けスマホの基本料金は、通常のプランを紹介しています。
利用料金を抑えることもできますが、それぞれ利用条件を満たす必要があります。
トーンモバイルは複雑な利用条件がなく、1,100円なので分かりやすいプランです。
auの子ども向けの携帯は、プラン加入の時点で子どもが小学生以下でなければいけません。
またdocomoやauは子どもだけの契約は難しく、家族が同じ通信会社を利用することで通話料や基本料金を抑えています。
トーンモバイルは、1,100円のワンプランで分かりやすく通話料も決して高くはありません。
端末代・通話料金を比較してみても使いやすい価格設定になっています。
しかし、家族みんなで安くスマホを持つのであれば、ワイモバイルがオススメです。
家族割引サービスで月額料金も安くなりますし、データ通信速度も速いです。

スマホの種類もトーンモバイルよりは多いので、安全機能が不要であるのならばワイモバイルを選ぶのもよいでしょう。